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TOP >  外来について >  脊髄神経外来 >  疾患紹介 >  腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症


腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、先天性のものもありますが、多くは50歳代から始まります。 神経が脊柱管内で全周性に圧迫され、狭窄を起こすものです。その原因は椎間板ヘルニアもある程度関係しますが、 多くの場合は脊椎の椎間関節という部分が肥厚して脊柱管内に入り込んだり、黄靭帯という組織が肥厚して脊柱管を狭窄するために起こります。
もっとも典型的な症状は間欠性跛行といって、休み休みでないと歩けなくなる症状です。 休む場合に、前かがみになると楽になります。それは主に、神経を圧迫している黄色靭帯が前かがみになることで引っ張られて、圧迫が少なくなるからです。
自転車はこげるけれど、歩くことがつらいのが間欠性跛行の1つの症状です。

腰部脊柱管狭窄症:81歳、男性。強い腰痛と歩行障害があり、受診。
L4/5で高度の脊柱管狭窄症を認めたため、除圧術施行。術後のMRIにて、神経が十分に回復していることがわかる。