名古屋西病院院長の大澤良充です。平素は名古屋西病院をご利用いただき、ありがとうございます。
ここ数年はCOVID19に振り回されましたが、やっと落ち着いてきた感があります。しかしまだ患者さんがゼロになった訳ではありません。感染に弱い高齢患者さんが多い当病院内では、引き続き手洗いの励行、マスク着用、手指消毒をお願いしておりますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
なお、整形外科では令和2年8月から人工膝・股関節手術を行ってきましたが、令和6年度においては整形外科の体制変更により当院での人工関節手術は1年ほど中止させていただくことになりました。
令和7年4月からは、人工関節手術だけでなく緊急を要しない整形外科外傷手術を再開すべく準備を進めております。皆様には大変なご迷惑をおかけしますが、今しばらくの間ご容赦ください。
多くの女性で問題となる閉経後骨粗鬆症の認知度は年々上昇しております。当院では骨粗鬆症の診断はDXAという骨密度測定器で行っています。骨粗鬆症治療は骨密度だけではなく、患者さんの骨折状況、年齢と活動性、生活状況、経済状況などによって、個々の患者さんに合った薬剤を選択することが重要です。骨粗鬆症が心配な方、骨粗鬆症による脊椎、股関節、手関節、肩関節の骨折をされて、骨折の治療はしたけれどまだ骨粗鬆症の治療をされていない方は、次に起きてしまう骨折を予防するために骨粗鬆症治療を行う必要があります。このような方は是非当院にご相談ください。
当院は内科(消化器、循環器、腎臓及び人工透析、呼吸器、内分泌、脳神経)、小児科、整形外科、リハビリテーション科、皮膚科(毎週火曜)、脳神経外科(週1〜2)、形成外科(毎週水曜)の診療を行っております。診療時間は月曜〜土曜の午前9:00〜12:00、月曜〜金曜の午後4:00〜7:00です。担当医の診療日など詳しくは当院のホームページをご覧ください。
当院は選定療養費はいただいておりませんので、初診の方は必ずしも紹介状(診療情報提供書)が必要なわけではありません。しかし今までの治療内容や検査結果を知ることは治療継続上不可欠ですので、他院で治療歴のある方は、紹介状、血液検査結果、画像データなどを持って受診してください。
この地域における当院の立ち位置は今までと変わるものではありません。高度急性期病院に行くまでもない内科、小児科疾患、整形外科の急性疾患の患者さん、当院で対応可能な整形外科手術が必要な患者さん、高度急性期病院治療後の自宅へ帰るまでの療養が必要な患者さん、高度急性期病院では入院が難しい骨折保存的治療や脊椎疾患で日常生活が困難な患者さん、術後のリハビリテーションが必要な患者さん、人工透析中の患者さんで入院が必要な方などは、今まで通り積極的に引き受けて、地域医療の一翼を担いたいと考えております。当院の病床数は一般病床(急性期病棟)、地域包括ケア病床、療養病床合わせて112床となっており、患者さんの病状に合わせて適切な病床で入院治療させていただいております。
地域連携の一環として他病院や診療所からの依頼でMRI、CT、超音波診断、DEXA法による骨密度測定などの検査を行っております。高度急性期病院では検査までに数週間かかる検査も、当院では当日〜数日以内に受けることができ、多くの患者さんから好評をいただいておりますので是非ご利用ください。ご利用に関しては名古屋西病院までお問合せください。
当院では健康診断や人間ドックも行っております。個人でも職場単位でもご利用可能です。また未就学児の急な病気で仕事が休めない保護者の方などのために、病児・病後児の一時保育施設「あらこ」も併設し、多くの方にご利用いただいております。詳しくは病児・病後児保育室「あらこ」までお問合せください。
このように、当院は@小回りが利く、A敷居が低い、Bきめ細やかなサービスを提供する、C職員も患者さんも笑顔の絶えない病院を目指しております。今後とも名古屋西病院をよろしくお願い申し上げます。
令和6年4月5日
(医)純正会 名古屋西病院
院長 大澤良充