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泌尿器科


泌尿器科

    当院泌尿器科は日本泌尿器科学会より専門医の基幹教育施設の認定を受けております。

診療科内容

泌尿器科一般はもとより尿路結石、前立腺肥大症の診断・治療、泌尿器科悪性腫瘍の診断・治療に力を入れています。

尿路結石

尿管ファイバーを用いたホルミニウムヤグレーザーによる経尿道的尿路結石砕石術(f-TUL)を導入しており、結石除去率の高い
低侵襲治療が可能です。
※経尿道的尿路結石破砕術(f-TUL:FlexbileScope - Transurethral Ureterolithotripsy)
結石を実際に内視鏡で確認し、レーザーで破砕、除去することができる治療方法。新型の尿管内視鏡(細径尿管電子スコープ)を
導入し、従来、内視鏡や体外衝撃波治療では困難であった腎結石などの治療も施行できるようになりました。
入院、麻酔(脊椎麻酔)が必要ですが、2泊3日と短期間の治療が可能です。

結石の大きさや位置などにより、適切な治療をご提案いたします。

前立腺肥大症

内服治療を第一選択に、治療効果が高く出血や失禁などの副作用の少ない最新のレーザーを用いた経尿道的前立腺蒸散術を導入して
います。すべて保険診療です。

※経尿道的前立腺レーザー蒸散術
従来、前立腺肥大症状への手術は経尿道的に電気メスを用いた切除術が標準治療でしたが、より入院期間を短く、治療効果が同等で低侵襲で身体に優しい治療がレーザーを用いた蒸散術です。電気メスと比較し、出血が少なく、術後のカテーテル期間が短い事が特徴。
術後の痛みも少ないと言われています。

● 泌尿器科領域では、多くの手術で腹腔鏡手術が最近は可能となっています
当院では主に腎腫瘍、腎盂尿管腫瘍に対する治療の選択肢として腹腔鏡手術を施行可能です。腹腔鏡手術とは体内に内視鏡を入れ、モニターに映し出された手術部位を観察しながら施行する手術のことです。最大のメリットは傷が小さく痛みが少ない事、また術後の回復が回復手術よりも早い点です。また小径腎腫瘍に対しては小開腹(従来の開腹術より小さな傷)もしくは腹腔鏡下に無阻血腎部分切除術を積極的に取り入れています。前立腺癌、膀胱がんに対しての内視鏡手術や開腹手術(小開腹)も標準治療として施行可能です。

● 前立腺検診の2次検診を積極的に行っています
地域の先生方との循環型地域連携パスの作成、運用に取り組んでいます。これにより病診連携がスムーズに行え、受診いただく患者様にも安心いただけると考えております。

● 当院はDPC病院となります。現在すべての経尿道手術や前立腺生検査など主要疾患に診断治療に対してクリティカルパス運用をしています。また地域包括病棟を利用しての救済・緩和治療、亜急性病状の患者様の受け入れも積極的に行い、地域に根ざした医療を目標にしております。
午前 外来診療【外来担当医師一覧表へ】
午後 手術・検査

過活動膀胱に対するボツリヌス療法

過活動膀胱に対する治療は、行動療法や内服療法などがありますが、2020年4月より新たにボツリヌス療法が保険適応となりました。

 ボツリヌス療法
ボツリヌス菌がつくるボツリヌストキシンという天然のタンパク質を有効成分とする薬を使用します。この薬はさまざまな疾患の治療薬として世界90ヵ国以上で認可されており、日本でもまぶたや顔面のけいれん、首や手足の姿勢異常などに対して使用されています。
膀胱鏡という内視鏡を使用し、膀胱の筋肉に20~30ヵ所、直接薬を注射して膀胱の異常な収縮を抑えます。当院では入院治療を行っております。

 効果
効果は通常、治療後2~3日であらわれ、過活動膀胱では4~8ヵ月にわたって持続します(効果の程度や持続期間には個人差があります)。効果がなくなってきたら、あらためて治療が必要となる対症療法です。

副作用や注意点に関して、治療前に医師より十分な説明、診療を行います。
ご希望の方は医師にご相談ください。

医師紹介

平林 淳

平林 淳の画像

専門
尿路結石、前立腺疾患、排尿障害(特に前立腺肥大症の診断治療)、尿路悪性腫瘍など泌尿器科全般
資格
  • 日本泌尿器科学会指導医
  • 日本泌尿器科学会専門医
  • AMS社認定PVPトレーナー(前立腺肥大症レーザー治療)
  • EDAP社認定Quanta Cyber TM Laserトレーナー(前立腺肥大症レーザー治療)
  • 臨床研修医 VHJ機構指導医養成講座修了
学会
  • 日本泌尿器科学会
  • 日本泌尿器内視鏡外科学会
  • ミニマム創手術学会
  • PVP研究会
コメント
令和元年7月より当院に赴任いたしました。これまでの経験を活かして地域の患者様に貢献できればと考えております。よろしくお願い申し上げます。

当院のエキスパートたち

病気のこと、治療のことをインタビューして掲載しました。
院内でも配布しています。

『排尿状態の変化は、迫り来る病気の見過ごせないサイン!?
「加齢が原因?」と自己解決せずに、まずは診断を!』



※表紙をクリックするとご覧になれます。

※その他の医師はこちらからご覧いただけます。

2021年度 主な手術実績

経尿道的尿管ステント留置術 28
経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(その他のもの) 18
経尿道的尿管ステント抜去術 14
経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 10
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術・電解質溶液利用のもの) 7
包茎手術(背面切開術) 6
膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 6
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術・その他のもの) 4
皮膚切開(長径10㎝未満) 3
尿失禁手術(ボツリヌス毒素によるもの) 3
膀胱内凝血除去術 2
包茎手術(環状切除術) 2
精巣摘出術 2
尿道結石摘出術(後部尿道) 1
精巣悪性腫瘍手術 1
経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(その他のもの) 1