01. もう悩まない!肛門疾患「痔について」
外科部長 大腸肛門 毛利 紀章
肛門疾患とは
肛門疾患とは一般的にどのようなものがあるのでしょうか?
肛門の痛み、違和感、痒みなどの症状をはじめ、痔や便秘などが多いですね。
デリケートな部分の悩みですので、女性などはなかなか相談しづらかったりするのですが、どんな些細なことでも構いませんのでまずは専門の医師に相談してみてください。
大腸がんや炎症性腸疾患などの早期発見につながる場合もあります。
デリケートな部分の悩みですので、女性などはなかなか相談しづらかったりするのですが、どんな些細なことでも構いませんのでまずは専門の医師に相談してみてください。
大腸がんや炎症性腸疾患などの早期発見につながる場合もあります。
痔という病気とその予防
痔について教えてください
一般的に「痔」と呼ばれる病気は、大きく3種類あります。
痔核(イボ痔)、痔瘻(アナ痔)、裂肛(切れ痔)です。
それぞれ症状や治療法が異なりますので、まずはご相談いただき、適切な診断・治療を行っていきます。
痔核(イボ痔)、痔瘻(アナ痔)、裂肛(切れ痔)です。
それぞれ症状や治療法が異なりますので、まずはご相談いただき、適切な診断・治療を行っていきます。
痔核(イボ痔)はどのような病気なのでしょうか?
肛門の周辺に軟らかいイボ状のできものができ、それが大きくなることで出血、脱出、痛みなどの症状を引き起こします。
肛門の筋肉の外側に出てくる「外痔核」と内側(直腸側)に膨らむ「内痔核」があります。
排便時のいきみの繰り返しなどによって、肛門周辺の筋肉の組織にゆるみが起こることが大きな原因となります。
肛門の筋肉の外側に出てくる「外痔核」と内側(直腸側)に膨らむ「内痔核」があります。
排便時のいきみの繰り返しなどによって、肛門周辺の筋肉の組織にゆるみが起こることが大きな原因となります。
痔瘻(アナ痔)はどのような病気なのでしょうか?
肛門には直腸と皮膚の境目に「歯状線(しじょうせん)」と呼ばれる部位があり、そこに「肛門小窩(こうもんしょうか)」と呼ばれる小さなくぼみがあります。
肛門小窩から細菌が侵入すると肛門周囲の皮下や筋肉に膿が溜まったり、肛門小窩と肛門の皮膚にトンネルのような穴が開きます。
痔瘻(アナ痔)とは、これらの症状を形成している病気のことです。
肛門小窩から細菌が侵入すると肛門周囲の皮下や筋肉に膿が溜まったり、肛門小窩と肛門の皮膚にトンネルのような穴が開きます。
痔瘻(アナ痔)とは、これらの症状を形成している病気のことです。
裂肛(切れ痔)はどのような病気なのでしょうか?
排便時の強いいきみや排便時に肛門が急激に開かれたことにより、肛門上皮が裂けて傷つく病気です。
裂肛(切れ痔)が慢性化すると、肛門にポリープ状のできもの(肛門ポリープ)やイボ状の皮膚のたるみ(見張りイボ)ができることもあります。
また、裂けた肛門の皮膚が次第に硬くなり、肛門を狭める原因になることもあります。
裂肛(切れ痔)が慢性化すると、肛門にポリープ状のできもの(肛門ポリープ)やイボ状の皮膚のたるみ(見張りイボ)ができることもあります。
また、裂けた肛門の皮膚が次第に硬くなり、肛門を狭める原因になることもあります。
痔の予防にはどのようなものがおすすめでしょうか?
痔の種類にもよりますが、原則としては排便コントロールとスムーズな排便を心掛けることですね。
そのためには、食生活を見直したり、軽い運動の習慣化、デスクワークなどでずっと座っている時間を減らすなどの対策があげられます。
スマホ操作などで排便に長時間費やしたり、トイレットペーパーでお尻を強く拭きすぎるのも、痔に限らず、肛門疾患の原因となります。
また近年では「シャワートイレ(温水洗浄便座)症候群」と呼ばれる、シャワートイレの過度な使用が原因となる症状も増えてきています。
そのためには、食生活を見直したり、軽い運動の習慣化、デスクワークなどでずっと座っている時間を減らすなどの対策があげられます。
スマホ操作などで排便に長時間費やしたり、トイレットペーパーでお尻を強く拭きすぎるのも、痔に限らず、肛門疾患の原因となります。
また近年では「シャワートイレ(温水洗浄便座)症候群」と呼ばれる、シャワートイレの過度な使用が原因となる症状も増えてきています。
名豊病院の強み
|
痔や便秘、肛門の痛みや痒みなど、肛門に関する疾患を実績のある専門医が丁寧に診療していきます。
患者さまのご要望を反映した最適な治療を目指すために、一人ひとりとしっかり向き合い、説明や質問に十分な時間をかけていくスタイルが特徴となります。
「お尻の病気だから恥ずかしい…」という気持ちもあるかと思いますが、肛門疾患というのは何より早めの治療が大切で、必ず治る病気でもあります。まずはお気軽にご相談ください。
検査の過程で、大腸がん、炎症性腸疾患などが見つかった場合や、難症例の場合には、専門の病院をご紹介させていただきます。
患者さまのご要望を反映した最適な治療を目指すために、一人ひとりとしっかり向き合い、説明や質問に十分な時間をかけていくスタイルが特徴となります。
「お尻の病気だから恥ずかしい…」という気持ちもあるかと思いますが、肛門疾患というのは何より早めの治療が大切で、必ず治る病気でもあります。まずはお気軽にご相談ください。
検査の過程で、大腸がん、炎症性腸疾患などが見つかった場合や、難症例の場合には、専門の病院をご紹介させていただきます。
毛利 紀章(もうり のりあき)
外科部長 大腸肛門
日本外科学会 認定医、外科専門医
日本消化器外科学会 認定医、専門医、指導医、消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 暫定教育医
日本臨床外科学会 評議員
日本静脈経腸栄養学会 TNT研修会修了
日本静脈経腸栄養学会 TNT研修会修了
厚労省臨床研修指導医講習会修了
厚労省緩和ケア研修会修了
日本外科学会 認定医、外科専門医
日本消化器外科学会 認定医、専門医、指導医、消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 暫定教育医
日本臨床外科学会 評議員
日本静脈経腸栄養学会 TNT研修会修了
日本静脈経腸栄養学会 TNT研修会修了
厚労省臨床研修指導医講習会修了
厚労省緩和ケア研修会修了